季節の移り変わりや 人との出逢いを 折に触れ綴っている
色褪せ 古びた ノートの一文字に 
忘れていた筈の風景が 走馬灯のように浮かんでくる
一人だけの楽しみを このページを借りて 時々綴ってみよう





関東営業所
                                                  08.12.29
essay 

2008年の業務も今日で終わり

社会情勢が刻々と下降気味に様変わりしていく昨今
関東営業所は一人一人が確実に成長し
助け合って業務に携わってくれた

美容対応をさせて頂き
フリーダイヤルが常設され

関東営業所がフル稼働するようになって8年

それまでの営業所は
時折ミーティングや研修をする程度だったという


初めて着任した時に
関わるスタッフやインストラクターが
フェローニア化粧品のことを学びたい
もう一度新人として研修をして欲しいと
目を輝かせて申し出てくれた

皆が学ぶ喜びや人様に伝える喜びを知り
明るく笑い声の絶えない営業所になった

美容相談にお越しくださる方も増え
お一人お一人にフェローニア化粧品の
正しい使用方法をお伝えさせていただいた

5年前からエステ研修を始めた
2003年11月にFR第一期生5名誕生
FR認定証にサインをする時の
社長の嬉しそうな顔が目に浮かぶ


2004年にBELLA-ZENインストラクター
Rainborインストラクター
芙蓉インストラクターが
自宅をレイアウトしてサロンを展開

来年は2005年研修終了の第2期生
HORUSインストラクターが
ご主人の協力でセカンドハウスの2階を改装して
本格的にサロン展開を計画中

みんなフェローニア化粧品の素晴らしさを
自地域に広めたいとの思いで営業所から羽ばたいた

2008年の締め括りに
「ありがとう」「お陰様で」と言いながら
ページを閉じることが出来ることを本当に嬉しく思う

来年も皆様にお喜び頂けるよう
関東営業所一同自分磨きに取り組もうと
輝いています

                             Theodore
         













みんなのoasis  
                                    作品No1
                                   
ある時スタッフから
素敵なプリザーブドフラワーが届いた
他にも作品があると言うので 写真を撮っておいてと頼んだ

後日写真と手紙が届いた
お嬢様の為に母親としての溢れる思いに感動した
伝えることが出来なかった母の愛
このページがみんなの想いを綴ったオアシスになれば嬉しい
                                      【Theodore
         
                                                    
essay 


嫁ぐ娘

                 08.12.5
 


顔が合えば「可愛いね 可愛いね」と
主人と私
お兄ちゃんが大好きな娘

お父さんとの会話は
いつも弾んで笑いがある
笑顔で見ている私

我が家のRainborであった娘
幸せをたくさんくれた娘

生まれてきてくれて本当にありがとう
幸せになるのよ 心から祈る

あなたなら大丈夫・・・ね






         



実は、私は娘が中学入学時から着付けを習いました。そして娘の成人式の振袖の着付け、短大卒業の袴姿の着付けをしました。それからいずれ嫁ぐ娘の花嫁姿、打掛けの着装も資格を取りました。
その当時の私は花嫁姿で娘を家から送り出すことが出来たらと・・・。
結婚する二人からはウエディングドレスでとの報告。
その二人に、何か母親として出来ることはと思い、心を込めてプリザーブドのブーケと、髪飾りのコサージュを作りました。

                                     【 Rainbor





吊るし柿
                                                       08.11.18
essay 


群馬県の片田舎の我が家は

父が子供たちのために
様々な果物の木を植えていた

毎年百匁柿の木にたくさんの実がなり
母と皮を剥き吊るし柿を作った

結婚して北海道に行った時も
両親は干し柿を作り送ってくれた

今は両親も他界し
甘く柔らかく溶けるような
あの味は二度と食べられない

北風の吹く季節になり
色づく柿のれんを見る度に

背中を丸めて皮を剥き
縄に掛けて干し
吊るし柿を作ってくれた
親の愛を思い出す


               
【Theodore】

                   
田舎家の 軒先飾る
柿すだれ
色付き想う 親の優しさ

                   


information

干し柿はドライフルーツの一種。ころ柿(枯露柿・転柿・ころがき)、白柿(しろがき)とも呼ぶ。日本、朝鮮、ベトナムなどで作られている。日系移民によってアメリカ合衆国のカリフォルニア州にも製法が伝えられた。

干し柿に用いられる柿は渋柿で、乾燥しやすいように小型の品種が用いられることが多い。可溶性のタンニンが不溶性に変わり渋味が無くなり、甘味が感じられるようになる。その甘さは砂糖の約1,5倍ともいわれる。

柿にはビタミンCが豊富で、大きい物ならば一個で一日に必要な量は補給できる。ビタミンCは干し柿にすると無くなり、代わりにビタミンAが二倍になる。柿には食物繊維も豊富。柿自体に悪酔い防止作用があり、二日酔いの時に熟した甘柿を食べると気分が良くなると言われている。

    






酔 芙 蓉
                                                        08.10.7


essay 


猛暑を乗り越えて

ある爽やかな秋の朝 
 
純白の花びらが
朝日を受けて咲いていた

遠く平安の頃から愛されてきた
芙蓉の花

精一杯咲き誇り
一日で終わる短き命

時の流れと共に色付き
変わり行く
風情が

健気で愛しく

時の経つのも忘れ眺めていた



                

【Theodore】
                           

純白の 花嫁に似た
 一輪の 
 愛しき芙蓉 酔いしれ染まり


酔芙蓉の一日
猛暑に耐えて 5:23 
純白の大輪
9:47
ほのかに色付き
11:37
気高く美しく
14:43
鮮やかに色付き
16:52
少し飲み過ぎて
17:23
ちょっと飲み過ぎて
18:16
大分飲み過ぎて
19:08
酔いつぶれて
                                

information

学名:hibiscus mutabilis.versicolor 
花言葉:「繊細な美・しとやかな恋人」
花期:晩夏〜初秋春
名前の由来:朝は純白の花を咲かせ、午後になると薄い紅色、夕方から夜にかけて紅色になる。お酒飲みの顔がだんだん赤くなってくることに例えて「酔う芙蓉」と付けられた
分類:アオイ科フヨウ属の落葉低木





盆踊り
                                                           08.8.20


essay 


田舎育ちの私は

 櫓が立ち
笛の音や太鼓の音が聞こえると

何歳になっても
ソワソワと心が躍る

おでん・綿あめ・焼きそば・金魚すくい

うちわを背中に
灯火の消えるまで踊った

懐かしい子供の頃の思い出


              
          【Theodore】




           
ぼんぼりに灯火ともりて
童が集い
囃す太鼓も勇ましく

 お囃子の笛の音響く
夏祭り
浴衣姿も恥ずかしきかな

information

盆踊りは単なるサマー・イベントではなく本来、お盆に帰ってきた祖霊を慰める霊鎮め(たましずめ)の行事。念仏踊り(自分で念仏を唱えながら踊る)から、踊り念仏(念仏を唱える人と踊る人がいる)に発展した民族芸能がうらぼん(お盆)と結びつき精霊を慰めたり送り出す行事になった。

15日に盆踊りをして16日に精霊送りをする。さらに地域の結びつきを深め、帰省した人々の再会、男女の出会いの場等娯楽的要素もあった。人々は年に一度の盆踊りに様々な思いを託した。その為に盆踊りの歌詞に色恋ものやきわどい内容が多い。盆踊りは祖霊になった人々との別れを惜しむ踊りであり、人の出会い、過ぎ行く夏を惜しむ踊り。子供達は無邪気にはしゃぎ、大人達は様々な思いを胸に踊る。そのためか楽しいだけでなく、なぜか切なさを感じる。






二輪草
                                                        08.4.24


essay 


ある雨の日

メタセコイヤの樹木の陰で
空を見つめている女性がいた

白いブラウスの襟を立てて
佇んでいる風情が
何故か気になり

静かな雨音を聞きながら
私の好きな花と重なった


               【Theodore】

手を取りて 二人で眺めた
二輪草
雨にもめげず 凛とたたずみ



二輪草

information

学名:Anemone flaccida 別名*:ガショウソウ 
花言葉:「心の純潔・純情・信頼」
花期:春

山麓の林の中、竹林、土手等に生える多年草。根生葉は3全裂し側裂片は更に深く2裂する。柄のない茎葉は3枚輪生する。葉茎の間から普通2本の長い柄を出し、先端に直径2センチ位の白い花を付ける。





君子蘭
                                                        08.3.18


essay 


10年程前に知人から1株貰った

今は5株に増えて
青々とした葉が一年中部屋を飾ってくれる

3月頃になると
カーテン越しの陽を浴びて
蕾を持った茎がスクッと伸び始める

毎日蕾がひとつずつ開いていくの見るのが何とも楽しい

開きかけた花びらは
乙女の初々しい唇のようで

いつもドキッとするのは
私だけではないらしい


              【Theodore】 
         
陽を受けて 斜めに伸びた
君子蘭
花びらポッと 悩ましきかな


information 
一般名:クンシラン(君子蘭)
学名:Clivia miniata(クリビア・ミニアータ)
別名:受け咲き君子蘭クリビア(Clivia)
科属名:ヒガンバナ科クリビア属原産地:南アフリカ
草丈:45〜60cm
花色:橙・黄・白
開花期:3〜5月 花径5〜7cm

クンシランは細長い茎と葉を持ち、春に朱色の花を咲かせる。花は茎頂部に5〜8個固まって咲く。朱赤の他に薄黄や白色、桃色がある。葉は細長や中葉、広葉、斑入り、斑無し等種類は豊富。
ウケザキクンシラン(受け咲き君子蘭)・ムラサキクンシラン(紫君子蘭)とも呼ばれる。
アガバンサス(Agapanthus)はユリ科(=ネギ科)アガバンサス属なので科が異なる。